吉田 牧人

2017年2月14日 火曜日

“質”の時代。

仕事をする、とは学ぶ、も同意語と言えると思っています。

だから、どんな仕事であっても仕事をしているということは、その時間から学ぶ事があるし、

その仕事の成果をより高く向上させる為には仕事以外の時間や事柄からも学びを得なければ飛躍は無いのだと思います。

僕ら美容師業は髪型をつくる上でベーシックとなる技術と知識、
それを他者と共有したり、提案する為のコミュニケーション力、
更にはヘアスタイルだけでなく、ファッションやメイクといったビューティーをトータルで捉える感覚と、加えてトレンドも理解していなければいけません。

これは最低限の要素であり、

特殊な技術や突質した情報力や感覚は武器になり、
美容師力と呼ばれるものには単にカットが上手だと言われるなんてだけではなくて、

気づかいや、言葉づかい、今では発信力と言われるなんてblogやInstagramでのSNS発信も当たり前にこなさなければならない時代になりました。

さて、そんな時代。
申し上げるなら“アウトプットが簡単にできる時代”
と言えるのではないでしょうか。

これまでは確かな情報を得るならテレビやパソコンがあり、

その以前ならばラジオや新聞がありました。

そのもっと前なら、、、

なんて遡ると、アウトプットが簡単にできる時代な訳なので、とにかく情報がすぐ手に入る訳です。

だからこそ、情報が飽和しているこんな時代だからこそ
(一説によると、この10年間で選択可能情報量は消費可能情報量に比べ約、2万倍)

だそうで、これは簡単に言うならば、
一冊の本しか読めない人に対し2万冊の本が用意されている様なものだという事だそう。

つまり、
相当量の情報提供過多によって、これからは本当に情報にも質が問われる時代が来るのだという事が言えると思います。

物の消費で言えば百貨店やセレクトショップがある様に、
周囲に認められたり、会員制の有料サイトの格付けが起きたり、
特別な情報、限られた人が手に入れられる、など、
何を知っているか?に加えて、
どこでそれを入手したのか?
までが、問われる時代が来るのじゃないかと思います。
これこそがフリーの時代が終わりに向かうのかな、と、


まま、そんな事は当たり前なのですが。

では、どうしたら“質を高められるのか?”


これはどの業種でも言えるのですが、

とにかくまず自分がやってみて、そこで得た経験でなければ“質”というもの自体に気づかないと思います。
例えば
僕もかつて下積みをしている頃に
先輩が髪の毛をカットしていたり、或いはコテなどを使ってヘアスタイルをつくっているのを横目で見ている時に
『あんなものは簡単できそうだな、、』

などと思ってはいたものの、いざ自分がやってみると思い通りはおろか、自分の意思に反するような仕上がりになる訳です。

また、自分がある程度の満足のいくような出来上がりになったとしても、
先輩に助言を仰ぐと
『ここの毛先の動かし方が、、』や、
『艶の出し方が、、スタイリング剤の量や付け方だけど、、』

などなど、反省すべき事柄が溢れてくるのです。

とは言えその時は自分の天井がそこにあるので、
先輩の助言もなんだか全てが理解できない事があります。

それでも、もっと練習をしていると、
以前では理解が至らなかった事柄が分かるようになり、
実際に作れるようになる訳です。

それを繰り返し、繰り返し、失敗や反省を重ねる道の途中で積んでいく経験こそが
“質”を高めるのです。


そうしていく事で、物事の質を見極めるように成長していくのではないかなと思っています。

上記で挙げたような便利な時代が益々速度を上げ進んで来ています。
パソコンがスマフォになり、手のひらで操作できるようになったのもほんのここ数年の出来事です。

それでも、人間に新しい腕がはえてきたり、
羽で空を飛べるようになった訳ではありません。

便利にはなれど、私たち人は人、なのです。

だからこそ、
今まで以上に“質”を高める為に向き合っていかなければと、

人は自然には、グレードアップはされないのですもんね。。


Lond 吉田牧人









投稿者 株式会社Lond